「村内のおすすめスポットを訪れて地元の人の解説を聞いたり、気軽に交流しよう」と、第1回あちこち博物館を開催しました。
会場は、江戸時代に造られた伍和・栗矢の廻り舞台です。当時造られた舞台としては下伊那で最大級と言われる建物です。
栗矢八幡社の境内にあります。
江戸末期に造られ、昭和初期には学校として改築し使われていました。
2階には地元の人が集めた古民具が展示されています。
栗矢在住の井原正文氏が案内し、当時どんな風にこの建物を造ることになったのかなどの地元ならではの話や、音楽を演奏するための舞台部分や滑車など、建物についての解説を聞きながら見学しました。
「壊して今風のものを建てようと言われた時代もあった」そうですが、「ここにしかないこの建物と先人の苦労を大切にしよう」と、地元で保存・活用しています。
毎年9月に開催している「栗矢の無礼講」は今年で12年目。栗矢八幡社の境内で開催し、雨天時にはこの廻り舞台で行います。
井原氏は、「来てくれる人が『素敵なところ!』『良い所だなぁ』と言ってくれて、ここで生きていることに誇りが持てた」と話しました。
参加者からは、「地元にいながらよく知らなかった。この機会に知れて良かった。」
「壊さないで保存・活用していることがすごい。自分達でできることをやることが大事だと思った。」などの感想がありました。
次回のあちこち博物館は、詳細が決まり次第お知らせします!
【おまけ】
↓当時の役者が描いたと伝えられている落書き。2階の壁にあります。
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