長野県阿智村と岐阜県中津川市の境には、標高1576mの神坂峠があります。
神坂峠を越えるルートは縄文~弥生時代には人々が往来していました。
峠は急峻な上に天候が変わりやすい場所で、古墳時代の旅人たちが旅の安全を願い、峠の神に祈りをささげた痕跡が見つかっています。
その後、今から1300年前、大和政権は地方支配を目的に都と東北地方をつなぐ東山道を作ります。この東山道が神坂峠を通るようになりました。
神坂峠は東山道最大の難所となり、神坂越えの名が知られるようになります。
平安時代には、神坂越えはその麓である園原とともに様々な文学に登場するようになりました。
本展示では、その時代時代に多くの人々が往来した東山道と神坂越えについて、遺物や記録を通してさぐります。
◎期間 2021年2月13日(土)~5月9日(日)
◎時間 9:30~16:30 ※当面の間、月曜・火曜日休館
◎入場 無料
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