9月5日に「第1回聞き書き講座」を開催し、8名が参加しました。この講座は今年で3年目となります。
講師の大門正克氏(早稲田大学教員)は東京からリモートで参加し、聞き書きの意義や方法などについて話しました。
大門氏は聞き書きについて、
『”きく”ことは大事なコミュニケーション手段の一つだが、学校教育では特別に教えられることがない』
『コロナ禍で直接的つながりが持てない今だからこそ、あるべきつながりが聞き書きで表現できるのでは』
などと話しました。
また『人の話を聞ける、とはどういうことなのか』という話から、「聞き書きの魅力を説明するには?」をテーマに意見交換を行いました。
参加者からは
「その時代・その人特有の体験がありおもしろい」
「聞き手から学んでいる気がする」
「この地区はどんな風に暮らしてきたのか?を知ることで、自分がこの地域に入っていくことができるのではと期待している」
「聞くことが勉強になる。大変さを乗り越える楽しさがある。まとめは苦しいけど、中毒。」
「語り手の話からものごとの背景や思いが見え、そのつながりを客観的に見出すことができるのがおもしろい。その中で自分の生き方が問われる瞬間が出てくる。」
などの意見が出ました。
今後は年明けの中間報告会に向け、各自で聞き書きを行っていきます。
聞き書きに取り組んでみたい方、興味のある方は全村博事務局までご連絡下さい。
また2018、2019の報告書を読んでみたい方もご一報下さい。
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